家にかかる費用を安くするには、持ち家より賃貸とはよく言われることです。
では、賃貸にかかるお金を安くするにはどうしたらいいでしょうか?
実は宅地建物取引士の資格を持っている私たちが、工夫している点をお伝えします。
賃貸にかかるお金
1 仲介手数料
2 家賃(共益費)
3 駐車場代
4 更新料、敷金、礼金
5 引っ越し代、鍵交換、ハウスクリーニング
1 仲介手数料
不動産を紹介してもらった不動産会社に払うのが仲介手数料です。
通常では、家賃の1か月分支払います。
しかし、実は不動産会社は原則家賃の半分のお金しかもらってはいけないのです。
残りの半分は、家主からもらうことになっています。
利用者の了承があれば、家賃の1か月分貰ってもいいことになっています。
皆さんは、家賃1か月分でもいいですか?と了承してもらえるか聞いてもらったことがありますか?多くの人はそんな経験ないと思います。実は、書面で金額を提示して、利用者が印鑑を押した時点で、了承したことになっています。
当たり前のように家賃の1か月分を請求してきます。これは、多くの利用者がこの事実を知らないからです。
仲介手数料を安くするには
安くするには、契約書を見せられた時点で「家賃の半分でお願いします。」ときちんということです。
しかし、不動産会社の収入源は、仲介手数料です。相手が不快に思わないように気をつけましょう。
皆さんの中には、「それでは契約を断られてしまうのでは?」と不安になる人もいると思います。
そんな時は、不動産検索サイト(スーモやホームズ)などで、取引態様を確認してください。これが、媒介、仲介となっていれば安心です。媒介の様式には一般媒介、専任媒介、専属専任媒介というのが、あります。その中で専任媒介、専属専任媒介というのは、簡単に言うとその不動産会社しか扱っていない媒介様式です。つまり、その不動産会社が強気に出て「それでは契約できません。」と言ってくる可能性があります。しかし、一般媒介は他にも扱っている不動産会社があることが多いので「安くならないなら、他のところで契約しますよ。」とこちらが強気に出ることができます。
さらに安くするには、仲介手数料無料の不動産会社にお願いするもの手だと思います。
家賃
家賃を安くするには、ずばり不動産会社に聞くことです。
付き合いの長い不動産会社では、大家さんがどのような人か知っていることもあります。
是非、値段交渉してもらいましょう。
ポイントとしては、これだけ値下がりしたら、ここで決めますよということです。借りる分からない人に、わざわざ交渉する仲介業者もいませんし、値下げする大家もいません。
また、借りる物件の何かを妥協することも必要です。
例えば、床面積を狭くすること。家のものを減らすことによって、部屋が少なくても快適に住むことができます。また、逆に部屋が狭いことによって、買うものを限定し、支出を減らすことができます。
また、間取りの妥協することはどうでしょうか。同じ大きさでも、3DKを2DKにすることによって家賃が安くなることがあります。自分の部屋はなくなるかもしれませんが、考える余地はありそうです。
さらに、おすすめなのは、築年数を妥協することです。築20年以上のものであれば、1~2万円は安くなっているはずです。
立地も考えてもいいかもしれません。私たちは、治安は大切にする一方で、駅からの距離は徒歩15分の立地で妥協しました。夫はバイクで通勤するため、電車を利用することは少ないです。私は電車通勤ですが、バイクや自転車で駅まで行きます。月極で借りれば、駅地価物件との家賃差と比べれば安いものです。
構造を妥協しました。マンションではなく、軽量鉄骨のアパートにしました。防音としてはマンションよりは低めですが、住めないこともないですし、階数が少ないことは、これから小さな子供と抱えて生活する中で、有利な点もあります。
ここだけは、大切にしたいというポイントを大切にしましょう。
私たちは、せっかく住むのだから外観が個性的(今回は洋風で、周りは小さな分譲地)であること。子育てを考え、立地、専用庭、風呂、キッチンの広さは大切にしました。
駐車場代
車を持っていれば、月々駐車場代がかかります。対策としては、車を持たないこと。バイクであれば、無料のことが多いです。
しかし、125ccのバイクであれば、物件を選ぶ際に制限があります。
また、車を持っている人は、無料駐車場付き物件にすること。物件近くの安い駐車場を借りることも考えられます。
更新料、敷金、礼金
更新料は、大体2年ごとに大家に支払うお金です。
敷金は、借りる際に払うお金です。退去の際返ってきます。
礼金は、退去の際に払うお金です。
まず、どのお金も家賃の安い物件が更新料が安い場合が多いです。
UR物件なら、敷金、更新料無料です。いいものがあれば優先的に選びましょう。
仲介業者を通じて交渉するのも手です。家賃と一緒に減額してくれる場合もあります。
ハウスクリーニング、鍵交換代
敷金礼金とは別にハウスクリーニング代を請求されることがあります。
不動産会社が紹介するハウスクリーニングや鍵交換はぼったくり価格なことがあるので出来るだけこちらで手配しましょう。
オプションなどの消毒などは、必ず断るように。
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引っ越し代
人生の中で、引っ越しすることは何度かあるでしょう。
安くするには、まずは合い見積もりしましょう。同時刻に内見に来てもらうと、安くなりやすいです。また引っ越しの少ない夏頃に引っ越しができればより安くなりやすいです。
何かあったら?
現在住んでいる賃貸では、水漏れがありました。夜中だったので、水道の元栓を止めるのに時間がかかりましたが、次の日に管理会社に連絡すると無料で直してくれました。何なら便座も新しいものに変えてくれました。
前回住んでいたマンションでも給湯器が壊れたので、連絡すると無料で直してくれました。
過失のない家の修繕義務は大家にあります。過失がなければ修繕費を払わなくてよいのが賃貸のメリットです。
これも私たちが実際に起こしてしまったものですが、無料で新品に変えてもらうことができました。
まとめ
今回は、賃貸の家にかかるお金を減らすための方法を紹介しました。
すべて行うことができるかはわかりませんが、知っているだけで部屋を探す時や住んでいるときの選択肢が広がります。
すべて使うことができれば、賃貸を借りる際、12万円程度安くすることができるかもしれません。
修繕費がかかりにくく、会社から補助が出ていれば、お金の面で、たくさんメリットがありますね。私たちは資産形成に賃貸物件をおすすめしています。
うまく使って、資産形成を進めていきましょう。
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